
建設会社にとってブランディングは生命線です。競合他社との顧客獲得競争を勝ち抜いていき、利益を上げ続けられるようにするにはブランディング戦略を考えることが必要になります。会社のロゴはブランディングを進めるのに重要な役割を果たします。
建設会社でかっこいいロゴを作ってブランディングを進めるにはどうしたら良いのでしょうか。
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ロゴによるブランディングの効果
建設会社でブランディングのためにかっこいいロゴを作ろうと考えた際には、まずロゴによるブランディングの効果について理解することが重要です。
ロゴは会社を象徴するものなのが特徴で、ロゴを作成すると顧客や見込み顧客が記憶の留めてくれる可能性を高められます。ブランディングのためのロゴを作成するときには、いかに顧客に覚えてもらいやすく、印象に残りやすいものに仕上げることが肝心です。
これからビルや工場などを建設したいと考えた顧客はどの建設会社に相談するかを考えます。建設にかかるコストは一般的に多額になるため、多くの企業では相見積もりを取らなければならないでしょう。その相談先として第一候補に挙げてもらえれば受注できる可能性が飛躍的に高まります。
相見積もりを取るときには一社との契約を前提にして、比較対象を作るために二社目からも見積もりを取るというケースが多々あるからです。二社目になってしまうと見積もりを出した後で断られてしまう場合が多いため、真っ先に選んでもらえる建設会社になることが欠かせません。
ロゴによるブランディングは顧客の記憶の片隅に入り込めるのが魅力です。顧客が建設会社をイメージしたときに真っ先に思い浮かぶのが理想的でしょう。多くの場合には複数の会社が頭に浮かんできます。その際にこの会社に相談するのが最も良さそうだと思ってくれるようなデザインのロゴになっているのでも良いでしょう。
このような考え方を持つと、かっこいいロゴというのは魅力的です。かっこいいという印象によって覚えておいてくれる可能性が高く、さらに他社とのイメージ比較のときにもかっこいいビルや工場を建設できる会社だろうと期待してもらえるからです。
建設会社におけるロゴの活用シーン
ロゴによるブランディングを展開するときにはどのようなシーンでロゴを活用するかも考える必要があります。建設会社がロゴを活用するシーンとして典型的なのは自社サイト、宣伝広告、採用活動です。自社サイトは建設会社を探そうとした顧客がアクセスしてくれる可能性があり、SEO対策を十分に行っているならすぐに見てくれると期待できます。
サイトデザインをするときにはロゴを使うと効果的で、印象に残るように配置しておくとどの会社に相談するかで悩んだときにふと脳裏に浮かんできて、自社を選んでくれる可能性が高まります。建設会社では顧客との接点を作ることが重要なので、宣伝広告を積極的に行う必要があります。
チラシやウェブ広告などを使うときにもロゴをはっきりとした形で入れておくと覚えておいてくれる可能性が高まるでしょう。街頭広告や電車の吊り広告などもよく用いられていますが、あまり詳しい内容を書いておいても記憶に留めてくれないことが多いのが問題点です。
しかし、インパクトのあるロゴを印刷しておけば、少なくとも建設会社だということとロゴのイメージは覚えていてもらえます。このような活用シーンを念頭に置いて、わかりやすくて印象に残るロゴを作成するとブランディングに成功できるでしょう。
かっこいいロゴを定義しよう
かっこいいロゴでブランドイメージを作り上げたい場合には、かっこいいとは何かを定義するところからロゴデザインを始めましょう。人によって何がかっこいいと感じるかは違います。シンプルで存在感がある、精巧に作り込まれていて職人芸という印象を与える、建設に使用する重機が美しくデフォルメされているなど、色々な考え方があるでしょう。
文字だけでインパクトがある仕上がりになっているのもかっこいいと評価する人もいますが、イラストを上手に組み合わせたり、写真を使ったりしている方がかっこいいと考える人もいます。そのため、明確な定義をしなければデザインの方向性が定まらないのです。
基本的には顧客の記憶に留まりやすく、競合他社のロゴと比較したときにこの会社を選びたいと思うような魅力が秘められているロゴがブランディングには効果的です。この点を念頭に置いて何を満たしていればかっこいいロゴなのかを決めましょう。
大まかに決めたらプロにデザインしてもらおう
かっこいいロゴを定義できたら具体的なデザインの制作に取り掛かります。本当に秀逸な出来栄えに仕上げたいのであれば素人が制作するよりもプロがデザインした方が良いでしょう。社内にデザイナーがいるならその人に担当させて叩き台を作成してもらうのが良い方法です。
ただ、建設のデザインとロゴのデザインでは求められる知識も技術も異なります。そのため、外部に相談してデザインしてもらった方がより良い仕上がりになると考えられます。
デザイナーにロゴ作成を依頼するのが単純な方法です。打ち合わせを通してどのようなロゴにするかを決められるので無難な方法でしょう。もし定義がはっきりとしていてイメージも文字で説明しやすいなら、コンペでロゴの原案を募集するのも良いでしょう。
大勢のデザイナーからの応募を受けられれば秀逸なものが比較的安く手に入る可能性があります。
ブランディングの対象を考えて最適化しよう
外部のプロに相談してデザインしてもらった場合には、最終的にそのままの姿で良いのかを慎重に考えましょう。ブランディングの対象となる顧客に向けて最適化できる部分があれば、やってからロゴとして世の中に打ち出すのが大切です。
ターゲットによってどのような建設会社に良いイメージを持つかが異なります。例えば、保守的な企業を相手にしたいなら派手でかっこいいロゴよりもシンプルなロゴの方が受けが良いでしょう。このような視点で必要に応じて調整して完成させるのが大切です。
かっこいいロゴでブランディングを進めよう
建設会社ではロゴによるブランディングをして顧客を獲得するのが合理的な戦略です。かっこいいロゴにしたいと思ったら、ブランディングを円滑に進められるようにすることを念頭に置きつつ、かっこいいとは何かを定義しましょう。
その段階を終えられればプロにデザインを依頼するのも簡単です。よりターゲットに覚えてもらえるロゴを目指して作りましょう。